IMPROMAT γ線測定装置
IMPROMAT(ベルギー)は、 ヨーロッパを中心に世界各国の鉄鋼・非鉄業界にγ線測定装置を納めているメーカーです。
近年では、世界的な自動化のトレンドに加え、リサイクル原料向けにハルツォク機器と組み合わせた自動化システムの需要が高まっております。 ハルツォク・ジャパンは、日本・韓国・台湾の代理店として、販売およびメンテナンスのサービスを2023年より開始いたしました。

装置概要
NaI(Tl)シンチレーション検出器を搭載しており、シンチレータから発せられる微弱な光を光電子増倍管で増幅し電気信号に変換して放射線を計測します。
50keVから2000keVまでのエネルギーを持つγ線を放出する放射性汚染物質の検出が可能です。
検出限界は、鉄鋼試料の場合、通常の環境下での放射線量であれば、測定時間30秒で0.02Bq/g(Co-60換算)より良好です。
環境由来の放射線を遮断
検出器及び試料室は厚さ70mmの鉛BOXで遮蔽されているため、環境由来の放射線(γ線)を遮断し、試料本来の放射能を高精度に測定が可能です。また、起動後は、バックグラウンドを連続的に測定しており、稼働中の環境変動にも対応しております。

試料無し・測定室内環境測定(鉛遮断有り)

試料無し・測定室外環境測定(鉛遮断無し)
自動化にも対応可能
TCP/IP通信でマスターPCと接続した自動化ロボットサークルに組み込むことも可能です。

機器
鉄鋼、アルミ、スラグ等の粉粒体、液体など幅広い試料に対応しており、試料の性質・形状・サイズの応じて設計いたします。
自動γ線測定装置

手動測定のみならず、自動化ロボットとの接続による全自動運転が可能です。上位へのデータ転送も可能であり、完全オートメーションを実現します。
手動γ線測定装置

スラグなどの粉粒体や液体試料を手動でセットし測定します。